Moria
Moriaは、31,102節のすべてについて、ほかのどの本文がその節と関連しているかを、互いに依存しない5つの方法ですでに算出しています。そして一節ごとに、それぞれのつながりが実際に何でできているのかを示します。
何が入っているか
原典。旧約聖書のヘブライ語(Westminster Leningrad Codex)、新約聖書のギリシア語(MorphGNT/SBLGNT)、そしてギリシア語の旧約聖書(七十人訳、Swete版)です。前の二つは一語ずつ解析されています。444,000語のそれぞれに、基本形(見出し語)、品詞、語形変化が付いています。
17の翻訳を読むことができます。
| 翻訳 | 言語と国 | 年 | 概要 |
|---|---|---|---|
| Statenvertaling | オランダ語、オランダ | 1637 | 元の欄外注を収め、すべての語にストロング番号を付けた拡張版 |
| King James Version | 英語、イングランド | 1611 | 古典的な英語聖書 |
| Berean Standard Bible | 英語、アメリカ合衆国 | 2023 | 原典からの現代訳 |
| Reina-Valera | スペイン語、スペイン | 1909 | 古典的なスペイン語聖書 |
| Versión Biblia Libre | スペイン語 | 2018 | ヘブライ語とギリシア語からの現代訳(Gallagher、Barrios de Avila、CC BY-SA 4.0) |
| Elberfelder | ドイツ語、ドイツ | 1905 | きわめて逐語的な翻訳 |
| Lutherbibel | ドイツ語、ドイツ | 1912 | ルターの翻訳の1912年改訂版 |
| Louis Segond | フランス語、スイス | 1910 | 最も広く使われているプロテスタントのフランス語聖書 |
| Bíblia Portuguesa Mundial | ポルトガル語、ブラジル | 現代 | World English Bibleにもとづく翻訳。まだ草稿段階 |
| Nova Bíblia Viva | ポルトガル語、ブラジル | 2007 | 自由な翻訳で、意訳に近いもの(Biblica Open、CC BY-SA 4.0) |
| Riveduta 1927 | イタリア語、イタリア | 1927 | Giovanni Luzziによる古典的なプロテスタント訳 |
| Modern Hebrew Bible | ヘブライ語、イスラエル | 現代 | 旧約は母音記号のないヘブライ語本文、新約はデーリッチュ風のヘブライ語訳 |
| 新标点和合本 (Chinese Union Version) | 中国語(簡体字)、中国 | 1919 | 標準的な中国語聖書。ここでは現代の句読点付き |
| Van Dyck | アラビア語、レバノン | 1865 | 母音記号付きの古典的なアラビア語聖書 |
| Indian Revised Version (IRV) | ヒンディー語、インド | 2019 | 比較的逐語的な現代訳(Bridge Connectivity Solutions、CC BY-SA 4.0) |
| Open Persian Contemporary Bible (OPCB) | ペルシア語、イラン | 2022 | 読みやすい現代訳で、逐語訳よりも意味を重んじるもの(Biblica, Inc.、CC BY-SA 4.0) |
| フリーダム・バイブル (Freedom Bible) | 日本語 | 2026 | パブリックドメインの現代日本語訳(eBible.org)。まだ草稿段階 |
それぞれの翻訳の権利と版については、資料のページに記載しています。
対応づけられた七十人訳。Swete版のギリシア語旧約聖書を、通常の節番号に対応させたものです。King Jamesなどと並んで、読むための本文の一つとして開くこともできます。どのギリシア語の節が通常のどの節に当たるかは、手作業で作った対照表ではなく、本文そのものから算出しています。固有名詞は翻訳を経ても見分けがつきます——ἸσραήλとYisraélのように。それに各節の長さを合わせれば、書ごとに、どの節がどの節に対応するかを、順序が一度も後戻りすることなく計算できます。既知の34の検査点のうち、33で正しい結果が出ます。
地図、並べた福音書、そしてコンコルダンス。地図は、Tyndale HouseのTIPNRにもとづいて聖書の地名をその座標に置き、Natural Earthの簡略化した海岸線の上に表示します。四つの福音書は横に並び、それぞれの節が、ほかの三つの福音書で最も近い節と向き合います。そして語形の解析は検索できるので、שׁמעの命令形すべては午後いっぱいの作業ではなく、一行の問い合わせで済みます。
自分のものになるアーカイブ。読みながら集めた節に、それぞれメモを付けて、作業ファイルのそばに小さなJSONファイルとして保存します。ブラウザの保存領域ではなく、あえてファイルにしています。ブラウザが整理をしても何も消えないようにするためです。WordとMarkdownにエクスポートできます。
5つの方法と、それぞれに示せること、示せないこと
たいていの研究用聖書は、相互参照の欄を差し出すだけで、それがどこから来たのかを説明しません。Moriaはその反対です。すべての節について5種類のつながりを記録し、それぞれについて、そのつながりが何にもとづいているかを示します。5つの方法は意図して互いに異なるものにしてあります。そのうちのいくつかが独立に同じ一組の本文に行き着くなら、その一致には意味があります。一つの方法だけが見つけた場合には、証拠の種類が重要になり、それが明記されます。
どの翻訳を読んでも、スコアは変わりません。Moriaでは、どの聖書翻訳を読むかを自分で選びます。それで決まるのは、目にする本文だけです。つながりは前もって計算してあり、どのつながりにも、それを見つけた方法が記されています。3つの方法はどの翻訳にも依存しません。ヘブライ語とギリシア語の語そのものを比べるか、新約聖書を七十人訳と比べるか、古典的な参照書(主にTreasury of Scripture Knowledge)に由来し、openbible.infoの利用者の投票でスコアが付けられているかのいずれかです。残る2つの方法は、翻訳の中を検索します。翻訳経由の引用はStatenvertalingを、主題の近さはStatenvertalingとKing Jamesを合わせて検索します。したがってこの2つでは、何が見つかるかが、翻訳者の言葉の選び方にある程度左右されます。下の表に、それぞれの方法の根拠をまとめました。
| 方法 | 根拠 | 見つかるもの |
|---|---|---|
| 相互参照 | openbible.infoのデータセット(CC-BY):ある節から別の節への約700,000の参照と、その票数。大部分はTreasury of Scripture Knowledgeに由来します。 解釈の伝統であって、本文の測定ではありません。また、語のレベルの証拠を示さない唯一の方法です。示すべき証拠がないからです。 | 古典的な参照。それを支持した読者の数で重みづけされています。 |
| 原典での重なり | Westminster Leningrad CodexとMorphGNT/SBLGNTの見出し語とストロング番号。単語と語の組についてのtf-idf。 ヘブライ語とギリシア語の間には届きません。それは七十人訳の橋の役目です。 | 一つの言語の中での並行箇所と、文字どおりの借用——列王記第二 18とイザヤ書 36のように。 |
| 七十人訳経由の引用 | 七十人訳は旧約聖書の古代ギリシア語訳で、新約聖書はしばしばそこから引用しています。新約聖書のすべての節を、そのギリシア語本文(Swete)と、語形、語の組、まれな語の連なりにもとづいて比べます。 新約聖書が別のギリシア語本文やヘブライ語に従っている箇所では、何も見つかりません。 | 新約聖書における旧約聖書の引用を、原典のレベルで——間に翻訳を挟まずに。 |
| 翻訳経由の引用 | 複数の節が共有する、内容のあるまれな四語の句。まれさで重みづけします。 一つの翻訳を経由するため、その言い回しが、見つかるものをある程度決めます。 | 正典全体にわたる引用と暗示。ギリシア語が異なる箇所も含みます。 |
| 主題の近さ | 二つの翻訳を同時に用いた300次元の潜在意味解析に、直接の語の重なりを組み合わせたもの。 統計であって、釈義ではありません。どの結果もご自分で判断してください。 | 同じ事柄を扱いながら、同じ語を共有していない本文。 |
これらを分けておく意味は、それぞれが違う形で誤るという点にあります。統計的な方法は語彙に引きずられます。伝統的な参照リストは、編者たちの前提を抱えています。引用の検索は、引用されたものしか見つけません。証拠が見える状態でこれらを合わせて読めば、目の前にあるのがどの種類の主張なのかがわかります。それぞれの方法の詳しい仕組み →
どこが違うのか
どのつながりにも証拠が添えられています。それは二つの節の間でその場で計算し直されたもので、分析そのものとまったく同じ分かち書きと不要語のリストを使っています。そうでなければ、強調表示はスコアを生んだものとは別のものを示してしまうでしょう。
七十人訳経由の引用では、その証拠は共有されるギリシア語の連なりです。詩篇 110:1とヘブル 1:13では、Κάθου … δεξιῶν … ἕως … ἐχθρούς … ὑποπόδιον … ποδῶνです。原典での重なりでは、二つの節が共有する語根の形で、冠詞ではなく特徴的な語が先に来るよう、まれな順に並べます。主題の近さでは、共有される内容語で、本文中に印が付きます。
そして古典的な相互参照には何もありません——それこそが要点です。それらは読者が受け継いできた判断であって、本文の測定ではありません。だからといって価値が劣るわけではありませんが、別のものにもとづいており、その違いは見えているべきです。
なぜこのように作られているのか
ファイル一つ、サーバーなし。Moriaにはバックエンドも、アカウントも、アクセス解析も、ネットワーク通信もありません。すべてがファイルの中にあります。それは一つにはプライバシーのためです——何を調べたかを誰も見ることはできません。その情報の行き先がどこにもないからです。もう一つは長持ちさせるためです。サーバーに依存する学習ツールは、有効期限のある学習ツールです。ファイルを保存しておけば、十年後でも開くことができます。
権威より証拠。関連する節のリストなら、どんなシステムでも作れます。大切なのは、そのリストが何でできているかです。そこで、どのつながりも自分の計算の過程を示します。そして示すものが何もない唯一の方法——受け継がれた相互参照——は、示せる4つの方法から信頼性を借りるのではなく、そのことをはっきりと述べます。
限界も文字にして。ここにあるどの方法にも盲点があり、それぞれ方法のページで、その方法が得意とすることの隣に記しています。できることだけを宣伝するツールは、それを信頼しすぎるように教えてしまいます。
上部の検索バーでできること
上部のバーは二つの異なることをします。どちらになるかは、何を入力したかによります。
聖書箇所を入力すると——ヨハネ 3:16、創 1、詩篇 23——まっすぐそこへ移動します。略称も使えます。章だけで節番号がなければ、第1節から開きます。
それ以外のものを入力すると検索になり、右側の欄に、つながりのリストの代わりに結果が表示されます。その欄の一番上には、見つかった節の数と戻るボタンがあります。読んでいる翻訳の語(羊飼い)、ギリシア語の語(ἀγάπη)、ストロング番号(H7225、G26)で使えます。
このバーでできないことが一つあります。ヘブライ語の語です。ヘブライ語の側では、ヘブライ語の語ではなくストロング番号を収めたリストを検索するため、ראשיתはいつも空の結果になります。ヘブライ語には番号を使ってください——H7225なら使えます——あるいは原典検索のタブを使ってください。こちらは語そのものを検索し、文法で絞り込むこともできます。
幅の狭い画面では、右側の欄は本文の横ではなく下に来ます。そのときはページが自動で結果を見える位置まで移動させるので、何もないところに入力し続けることはありません。
すべての書を一つの画面に
検索欄の横に書のボタンがあります。66巻すべてを一度に、正典の順に、旧約と新約を色分けして画面に表示します。書を選び、次に章、次に節を選びます。どこからでもどこへでも、入力せずに三回のタップで移動できます。ショートカットはbで、Escで再び閉じます。
これは節にたどり着く三つ目の道です。ほかの二つは、聖書箇所もばらばらの語も同じように受け付ける検索欄と、矢印キーで一節ずつ進めるサイドの欄です。
使い方
よく知っている節から始めてください。5つの方法がその節について何を返すかを見て、さらに役に立つこととして、どこで食い違うかを見てください。独立した方法どうしの一致は、システム全体で最も強い信号です。一つの方法だけが見つけたつながりは、答えではなく問いです。
残しておく価値のあるものがあれば、メモを付けてアーカイブに入れ、そのアーカイブを、書いているもののそばにファイルとして保存してください。
なぜこの分析はMoriaという名なのか
モリヤは、アブラハムが見に行くよう遣わされた場所です。そこで彼は、告げられたことと示されたことが、自分で行って見るまでは同じではなかったことを知りました。この名は、学ぶという営みが、行くことと見ることにあるのだと思い出させてくれます。この名は分析のものであって、このサイトのものではありません。